他山の石2010年02月05日 00時01分

 雪かきを張り切りすぎたのか、久々にダウン。会社を休み療養していると、息子の見ているテレビから気になる言葉が。それは『他山の石』。最近の子ども向け番組では難しい言葉を教えるものですね。もとは中国の古典『詩経』からの言葉で、意味は「よその山から出た粗悪な石が、自分の玉を磨くのに利用できた!」、つまり「人の振り見て我が振り直せ」ですね。

 私は以前、2年間ですが地元情報誌の編集社で働いていました。もともとデザイナー志望でしたが、会社の都合もあり取材と編集に従事。慣れない仕事ではありましたが、楽しさもあり多くのことを学ばせていただきました。
 特に大きな収穫だったのが、ある先輩との出会いでした。社会人としての礼儀作法から編集のイロハまで、一つひとつ丁寧に教えていただき、今でもそのすべてが財産です。私が会社を辞めるときも、自分のことのように親身になっていただきました。

 その先輩が先日、上司からの度重なる陰湿なイジメとパワーハラスメントに耐えかねて会社を退社。その間まったく支えることができず、自分の力不足を悔やんでいました。そんなとき耳にしたのが『他山の石』だったのです。「あんな愚かな人間になってはいけない」と戒めにし、「この体験を良いことに役立てよう」と考え、自分の気持ちを整理することができました。

 世の中には簡単に解決できない悩みや苦しみ、納得いかない矛盾した出来事が起こります。でも、たったひと言の「言葉」に救われることもあるんだなと感じました。
 気持ちを切り替えて、先輩を全力でサポートできそうです。よし、また一歩前に進んだなぁ。